
花粉症
花粉症
花粉症はスギやヒノキなどの植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって、アレルギー反応が起こりくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が現れる病気です。
前述の4つの症状は一般に花粉症の4大症状と呼ばれています。
それによって、睡眠不足・集中力欠如・イライラ感・食欲不振等といった不快な症状が引き起こされます。
同様に頭痛や頭重感、微熱やだるさなどの全身症状も悩まされることもあります。現在日本人の約25%が花粉症にかかっているといわれていて、年々患者数は増え続けています。
花粉症の治療には、大きく分けて主に以下の3つがあります。
・薬物療法
・減感作療法
・手術療法
どの方法を選択するかは、医師とよく相談しながら治療をする必要があります。薬物療法
花粉症治療の中心になるのは薬物療法です。現在多種多様な薬が入手可能です。
ただしドラッグストアなどでは購入できないものもありますので医師とよく相談しながら自分の症状に合う薬を見つけてください。減感作療法
減感作療法(特異的免疫療法)は、アレルギーの原因となっている抗原(花粉症の場合は花粉)を、少しずつ量を増やしながら注射をしていき、抗原に対する反応を弱めていく方法です。
2~3年という長い期間の治療が必要となりますが、唯一、アレルギーを治す可能性のある治療法と考えられています。
ショックなどの重篤な副作用がごく稀にありますので、治療にあたっては医師とよく相談しましょう。手術療法
手術療法は、主に鼻づまりの症状が強い患者さんに対して行われます。鼻の粘膜(下鼻甲介)を切除して小さくする手術で、最近では、レーザーを用いるなど、入院をせず外来で行える方法が普及してきました。
しかし、治療を行うことと並行して、花粉になるべく接しないよう気をつけて生活することが前提となることはいうまでもありません。
花粉症について 先生の話
花粉症について 先生の話
崇城大学薬学部特任教授
薬学博士 村上光太郎先生花粉症にも効果が見込める「なた豆」
なた豆が花粉症に効果があるということは、これまであまり語られてきませんでした。
しかし、なた豆のお茶を継続して飲んでいる人の中には、花粉症の症状が軽くなったという人が、多数いらっしゃいます。
花粉症を改善すると考えらえれる要因は主に二つです。
まず一つは、なた豆から発見されたコンカナバリンAという成分の免疫改善作用です。
花粉症はアレルギー疾患の一種で、免疫の誤作動によって発症します。
なた豆は、この免疫の誤作動を正しくする働きがあると考えられます。
もう一つは、なた豆の抗炎症作用です。蓄膿症に有効であることからもわかるように、なた豆には慢性鼻炎などの炎症を抑える働きがあります。
科学的な研究で、カナバニンという炎症を抑える成分が、なた豆には含まれていることがわかっており、これによってくしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった花粉症の症状が緩和されると考えられます。
ただし、なた豆の抗炎症作用による症状緩和には、最低一カ月は続ける必要があります。
また免疫改善には数カ月必要なので、花粉症の季節が終わった後も継続して利用する事をおすすめします。
※村上光太郎先生は、平成29年4月22日にご逝去されました。
生前、村上光太郎先生に取材したものです。
なた豆を使った患者さんのお喜びの声
なた豆を使った患者さんのお喜びの声
「お薬はいやがる子どももなた豆茶なら喜んで飲んでくれます。」K・Tさん(37歳・女性)
私には現在7歳になる息子がいるのですが、3年前からスギ花粉症の症状がでるようになりました。
春先になると眼やに、鼻水、鼻づまりがひどく、見ていて本当にかわいそうでした。
血液検査でアレルギー抗体を調べてもらったところ、スギ花粉のアレルギー抗体レベルがプラス4でかなり悪いことがわかりました。
なた豆は息子と同じ幼稚園に通っているお母さんに紹介していただきました。このおうちはお母さんもお子さんも花粉症で、2年間なた豆を飲み続けているうちに親子ともども随分症状が軽くなったとお話されていました。
息子は昼間は鼻水がずるずるしているのですが、夜になると逆に鼻がつまってくるのです。息が苦しいらしく、寝られないと毎晩泣いていたのですが、なた豆茶を飲むと鼻水が柔らかくなってスーッと出るのでよく眠れるようになりました。
なた豆茶を飲み続けて1年後、血液検査を受けたところスギ花粉のアレルギー抗体レベルがプラス3に下がっていました。特に薬は使っていませんでしたので、きっとなた豆茶が効いたのだと思います。
子どもっていったんイヤだというと手をかえ品を変えてもダメですよね。お薬はいやがる子どももなた豆茶なら喜んで飲んでくれます。
飲みやすいなた豆茶には本当に助けられています。