なた豆いろいろ −基礎知識・歴史・産地−

有効成分 有効成分3種類の解説

体の機能を高める有効成分

1. 排膿・抗炎症作用
なた豆に含まれる有効成分の一つにカナバニンがあります。この成分はアミノ酸で、なた豆から初めて抽出されました。カナバニンには、優れた排膿作用と抗炎症作用、血液や体液の浄化作用、血行促進作用があることが解明されています。これらの作用が効果的に利く病気は、歯周病や蓄膿症、痔ろうなどです。
歯周病は進行すると口臭がし、自分だけでなく、家族や同僚も気になります。
蓄膿症は鼻の中の副鼻腔に膿がたまります。
痔ろうでは、下着に血液や膿が付着してしまい、恥ずかしさも伴います。
これらの病気は、おびただしい量の膿が絶えず分泌され、日々の暮らしに不快感をもたらすのです。
なた豆のカナバニンは、このような諸悪の根源の膿生産にストップをかけてくれるうえに、排除までしてくれます。
これは、カナバニンが未熟な免疫力を高めたり、衰えてしまった免疫力に喝を入れる作用を持っているからです。
2. 抗腫瘍作用
なた豆の有効成分のひとつ、コンカナバリンAは、マウスによる実験で、ガン細胞の増殖を抑制する抗腫瘍作用があることが報告されています。
ガン細胞を移植したマウスにコンカナバリンAを投与したところ、時間の経過にしたがって、ガン細胞が減少するという結果が得られたのです。
わたしたちの体内では、1日に3000~6000個のガン細胞が生み出されているとも言われています。
マウスによる実験では、コンカナバリンAが、これらのガン細胞の数を減らし、ガンの病巣ができる前に壊していることがわかりました。
コンカナバリンAは、かなり高い確率でガン細胞の増殖を抑えると判断されています。
3. 腎機能活性化
腎臓は、血液中の老廃物を濾過し、不要なものを排出し、必要なものを再吸収するはたらきをしています。
この機能が衰えると、体にむくみが生じたり、関節痛がしたり、ひいては高血圧を引き起こすなどの不具合が見られるようになります。
腎臓の障害を放っておくと、慢性腎炎や尿毒症を併発する恐れもあります。
尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する酵素であるウレアーゼは、なた豆に多く含まれる有効成分のひとつです。
ウレアーゼが十分に機能していれば、腎機能が正常と言えます。
なた豆の種子を乾燥し、焙煎してつくったお茶には、腎機能の衰えを改善する作用があります。
なた豆茶を服用して腎機能の活性化に努めたいものです。

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